めーぷるいずみん恋をする〜僕と彼女と青い春〜
どうも、めーぷるいずみんです
軽いノリで小1からの人生を振り返るタグを行ったところ高3の出来事が思ったよりも反響を呼んだため(てっきりイキんなとか叩かれると思ってた)どうでもいいかもしれませんが例の件の詳細をお話ししようと思います
この時点でどうでもいい、と思った人読まなくて大丈夫です
もし暇つぶしに読んでやるよ、と思ってくださった方拙文ですがお付き合いください
彼女との出会いは高1の時でした
同じクラスになり、最初は特にこれといった印象もなく、背が低く、よくも悪くも普通の、少しおとなしめでクールな女の子だなぁと思っていたくらいでした
何気なくLINEを始め、テストの話やら意外とゲーム好きだったようでゲームの話で盛り上がり、クラスでも僕が“ししょー”と呼んで仲良くしてた女の子を介してそこそこ話すように
名前順(男女別であったが)の関係で掃除なども割と同じ班になり意外とよく話すんやなぁという印象を持つようになっていった
勉強面でもすごく優秀な子だったのでテストでは負けないように頑張っていた
この頃から少し彼女のことが気になり始める
そんなある時チャンスが到来する
ガイダンス合宿
本来の目的は忘れたが実質的には学校から京都旅行と琵琶湖のアクティビティを体験するというもの
これでなんと名前順の関係で彼女と同じ班に
班別の京都観光で伏見稲荷大社に行ったり、平等院鳳凰堂や清水寺に行ったりとなかなか楽しいひとときを過ごしました
そしてこのイベントを通じてめーぷるいずみんは彼女のことが好きだと確信する
とは言ってもチキンなので告白などするはずもなくこれまでと変わらない適度に会話する日々を過ごす
ただ普段はクールな彼女が僕と話してる時に時折見せる笑顔がとても素敵だったし、僕と話している時でなくても彼女の笑顔を見ると今日も学校に来てよかったなぁ、と思っていた(キモい話ではあるが彼女に限らず今までも基本的に僕が学校に行く理由の1つには自分の好きな人を一目見るというのがあった)
月日は流れ2年生へ
彼女は僕と同じ文系だったため同じクラスになればいいなぁと思っていた
そんな願いが通じたのかどうかは分からないが運良く同じクラスになる
LINEもいつしか途絶え、クラスでも時折話す程度の関係になってしまった
秋頃Twitterを始め京大志望の1個上のフォロワーさんたち(さんろさんやワラキアさん、渚さんあたり)を見たりたまに絡んだりするうちに京大に惹かれなんとなくではあるが京大を志望し始める
同時期、去年は1日遅れでLINEで祝った彼女の誕生日を直接言葉にして祝うことに成功した
またまた月日は流れ3年生へ
彼女とは残念ながら3年連続同じクラスにはならずお隣のクラスに
しかし、合同授業などでは同じになる日々を過ごす
といっても昔ほど話す機会も話題もなくなりいつしか遠くで眺めているだけの遠い存在になってしまった
たまに会話できるだけで本当に嬉しかった
放課後の勉強も彼女は主に図書室か家、僕は記念館を使っていたためほとんど交流もない日々を過ごす
彼女の誕生日が近づいてきた秋頃、京大オープンでたまたま彼女と出会う
席も前後だったため休み時間とかに出来具合などを話していた
この時死んでも京大に受かりたいと思った
僕はオープンE判定であったが彼女に結果を聞いたところ「半分くらい取れてたかな」と言っていた(文学部志望であり、半分くらい取れているとほぼ冊子ニアミスくらいだった)
「僕なんかとは住む世界が違うなぁ」と思い、おそらく恋愛もしなさそうな性格だったため告白しても無駄だろうと思い1度は彼女のことを諦めかける(無論、相手の邪魔にならないよう今すぐ告白するとかしないとかそういう考えは微塵もなかったが)
この年も例によって彼女の誕生日を直接祝うことはできた
そして迎えたセンター試験後、彼女に京大を受けるのか聞いたところ、阪大と神大を受けると言われた
僕は死んでも京大に行きたかったので志望校は変えることはしなかった(阪大受けても間違いなく落ちてたであろうが)
そのため彼女との別れが近づいていることを悟る
2次試験も終わりついに卒業の日がやってくる
僕は彼女に前日に「明日少しでいいから式が終わった後時間をください、校舎裏でn時に待ってます」とLINEを送る
彼女からの返事はなかった…(普段からあまり携帯を見ない人だったがさすがに見るかなと思っていた)
式も終わり友達とわちゃわちゃ過ごしながら僕は約束の時間が近づいていることに気づきまさに心ここに在らず という感じであった(ちなみに約束の時間は相手に考慮して余裕を持ってはいた)
僕は友達との付き合いを切り上げ、待たせるわけにもいかないので30分程前に約束の場所へ
さすがにまだ来ておらず、一応校内なので携帯もあまり触らず脳内シュミレーションをして待つことに
ところが約束の時間になっても彼女は来ない…
「まだ友達と盛り上がっているのだろう、呼び出したのはこっちだし仕方ないか」と思い待つことしばし
(こういう時って普段は短いと思う時間が妙に長く感じる)
それから1時間が経った…彼女はまだ来ない…
あまり目立つわけにもいかないのでたま〜に校舎の前まで行ったりその場をウロウロしたりと落ち着かない時間を過ごした
それからまた1時間、つまり最初の待ち合わせから2時間が経過した…彼女はまだ来ない
さすがに鈍い僕でも「あー、これは振られたかな」と思い始め帰るという選択肢が頭にちらつき始める
しかし「まだ色々長引いてるのかもしれない、もし帰った後に来たら合わせる顔がない」と思いその場にとどまる
それからさらに1時間、つまり最初の待ち合わせから3時間が経過した…彼女はまだ来ない
さすがにもう終わったと思った僕はあと30分来なかったら諦めて帰ろうと思った
…もうすぐ30分が経過しようとしていた
「終わったな、さよなら僕の高校生活…」と思い、帰ろうと立ち上がったその時!
なんと少し息を切らした彼女が目の前に現れたではありませんか!!!
彼女「ごめんね、友達と盛り上がっててLINE今見たの 帰ってたら申し訳ないと思って一応来てみたんだけど…」と頭を下げる彼女
僕はまさか来てくれるとは思ってもおらず、こんな状況でも来てくれた彼女の姿を見た瞬間僕は泣きそうになっていた
なんとかその衝動を抑え、彼女も落ち着いたところでいよいよ本題へ…
僕「今日は時間作ってくれてありがとう このまま何も伝えずに卒業して離れ離れになるのは辛いから僕の気持ちを伝えておきます」
「1年の時からずっと君のことが好きでした 僕と付き合ってください!!!!」
3時間以上も逢いたいと想っていた人を待ち続けた結果だろうか
不思議と緊張も変な間もなくすっと言葉は紡ぎだされた
彼女の方もこうなることは予想はついていたのだろうか
しばらくの沈黙の後
彼女「…その…気持ちはすごく嬉しいやけど…ごめんなさい!!」
まぁ先程も述べたかもしれないがあまり恋愛するって感じの子ではなかったのでこうなることはなんとなく予想できていたのだが3年間想い続けたこともあってやはりショックじゃなかったと言えば嘘になる
しかしそれと同時に想いを伝えられて良かったなとも思っていた
(あー、終わったなぁ 僕の高校生活 さよなら僕の青い春)
そろそろ顔をあげて立ち去ろうしていたその時、彼女の声が!
彼女「でも、告白されたの生まれて初めてだし、すごく嬉しい ありがとう」
僕が顔を上げるとそこには天使のような笑顔で照れくささそうに佇む彼女の姿が!
僕はその笑顔を見つめたまましばらく動かなかった いや、動けなかった
ふと我に返り涙がこみ上げそうになった僕は「そっか…時間取らせてごめんね また…ね」
と矢継ぎ早に言葉を紡いだ
彼女は「こっちこそ…ほんとごめんね… うん、またいつか」という言葉を残し去っていった
残された僕はしばらく佇んだままであったが頭の中は彼女の笑顔と言葉でいっぱいだった
「彼女のこと好きになってよかったな」と思い、大学では彼女がいい人と出会えるように願いながら帰路についた
「さよなら、僕の青春」
〜〜〜完〜〜〜
最後まで拙文にお付き合いいただきありがとうございました
それでは本日はこの辺で
ばいばいずみーん(*・ω・)ノ
P.S.めーぷるいずみん今日の1曲
back number 高嶺の花子さん
この小説もどきにはタイトル的に「青い春」かなぁと思いましたが内容的にはこちらの方がいいかと思い選曲した